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株式会社ライオンハート システムデザインの技術ブログ

Zend Framework 2の環境を構築

こんにちは、株式会社ライオンハートの鵜飼です。

PHPの中核の処理を行っているZend Engineを開発しているZend Technologies Ltd.が提供する、ZendFramework2を扱う案件が出てきましたので環境構築方法を調べてみました。

Zend Framework 2の推奨環境

  • PHPのバージョンが5.3.3以上であること
  • mod_rewriteが利用可能であること
  • PDO拡張モジュールが利用できること

発表当時は中々導入しづらい推奨環境でしたが、いまでは普通に契約したサーバでは問題なく利用できる環境になっていますね。

Skeleton Applicationをインストール

サーバ環境が用意出来たら、Zend Framework 2の基本的な構造で出来ているSkeleton Applicationをインストールしてみます。

Composerが既にインストールされているのであれば、コマンド一つでOKです。

php composer.phar create-project --stability="dev" zendframework/skeleton-application /path/to/project-dir

もう一つは、GitHubからComposerのファイルごとデータを取得してインストールする方法があります。

git clone git://github.com/zendframework/ZendSkeletonApplication.git /path/to/project-dir
php composer.phar self-update
php composer.phar install

これでZend Framework 2はインストールできました、最近のフレームワークはComposerで簡単に用意できて便利ですね。

Skelton Applicationを動かしてみる

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ディレクトリ構造はこんな感じになっています。
代表的なディレクトリとファイルだけ展開してみました。

- config/
- data/
- module/  # モジュール
  - Application/
    - config/
    - language/
    - src/
      - Application/
        - Controller/  # コントローラディレクトリ
          - IndexController.php  # コントローラーファイル
    - view/  # ビューディレクトリ
      - application/
        - index/
          - index.phtml  # Indexコントローラのビュー
      - error/
        - 404.phtml
        - index.phtml
      - layout/
        - layout.phtml  # レイアウトビュー
    - Module.php
- public/  # 公開ディレクトリ
- init_autoloader.php

.htaccessは既に用意されていますので、/path/to/project-dir/publicにドキュメントルートを指定することで動作します。
添付の画像の様になれば表示されればOKです。

雑感

割りと構造がややこしそうな印象がありますが、反対に色々なコトができそうなイメージを持ちました。コンポーネントもかなりの量があるので、慣れないうちはちょっと厄介そうですね。

取り敢えず動くまで確認することができましたので、実際に利用する際のことについてもまとめてみようかと思います。